01/26 09:28 更新
 地方議会のうち20%近くが女性議員のいない「女性ゼロ議会」になっている。地方議員全体でみると女性はわずか12・9%。2017年末時点の内閣府男女共同参画局の集計で分かった。女性議員を増やし多様な声を政治の場に届けようと、18年には「政治分野の男女共同参画推進法」が成立した。各党は今年4月の統一地方選で女性候補の増加に意欲を示すが、擁立は進んでいない。

 地方議会は全国に1788ある。集計によると、女性ゼロの地方議会は349で全体の19・5%。このうち統一選では約150が改選される見通しだ。

 女性ゼロの都道府県議会はないが、町村議会では約3分の1に当たる306に上った。都道府県別に女性ゼロ議会の割合を見ると、青森が48・8%で最も高く、奈良37・5%、沖縄35・7%と続いた。北海道は30%で9番目に高かった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/270237