スプレー缶処分「適切な方法を」

札幌の爆発事故受け県が注意喚起



 札幌市豊平区で起きた爆発事故を受け、新潟県は17日、県内の各消防本部に対しスプレー缶の取り扱いについて注意喚起するよう求めた。「屋外など風通しのよい安全な場所で、中身を出し切るなど適切な方法をとってほしい」と呼び掛けている。

 県内では家庭からスプレー缶をごみに出す場合、缶に穴を開けるかどうかは自治体によって異なる。新潟市では穴開けについて決まりがないが、長岡市と上越市では穴を開けることになっている。3市とも中身を出し切るよう求めている点は共通している。

 県消防課によると、穴開けの有無にかかわらず、カセットこんろやスプレー缶のLPガスによる火災が2013年以降、毎年5件以上報告されており、14年は12件あった。新潟市では16年にスプレー缶によるごみ収集車の車両火災が起きており、長岡、上越の両市でも収集車で発火するケースがあった。

【社会】 2018/12/18 11:46
http://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/national/20181218439512.html