0001アルカリ性寝屋川市民 ★
2018/12/09(日) 21:23:58.35ID:CAP_USER出場したのは、男性向けのカット、パーマ技術を競う第3部門。刈り上げ主体の第1部門、女性向けの第2部門に比べ、第3部門は仕上がりに“消費者に喜ばれるファッション性”が求められた。
「繰り返し練習し、順序、こつを手が覚えていたので、本番は無心で臨めた」と制限時間の30分間を振り返る加藤さんだが、「思い通りにいかず、正直あきらめていた」と顧みる。
所属する「アルティジャーノ」(東松山市西本宿)店主で師匠の加島秀喜さん(51)は「大きなミスがなかった」と勝因を分析。加藤さんは県、関東甲信越、全国の各大会ともに13回連続出場。特に埼玉で開催した2015年の全国大会は優勝を狙ったが5位。16、17年は4位。全国屈指の実力ながら、もがき苦しむ教え子を見守ってきた加島さんは「技術が高い分、仕上がりに堅さがあった。テーマがフリーの今回がチャンスだった」と、ようやく実力を認められた弟子の姿に感無量だ。
「仕上がりが大きく派手になる傾向だが、競技中は“上品に”と自分に言い聞かせた。ドライヤーのかけ方ひとつを取っても、練習時からやり方を変えたくなる気持ちを抑え、繰り返し反復したのがよかった」と加藤さん。
「サラリーマンになりたくない」と中学時代に理容師を志し、常連客だった同店に弟子入りして約15年。接客の合間に続けてきた努力が大輪の花を咲かせた。
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53年ぶりに埼玉に優勝をもたらたした理容師加藤尚生さん=東松山市西本宿のヘアーサロン「アルティジャーノ」
埼玉新聞 2018年12月9日(日)
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