茅ヶ崎版
ガールズバンドコンテスト
「もんすてら」が全国2位
鶴嶺高校軽音部の4人組

掲載号:2018年9月21日号
(写真)
もんすてらのメンバー。左から大怩ウん、桑名さん、吉田さん、大本さん


 鶴嶺高校軽音楽部の4人組ガールズバンド“もんすてら”が、8月に東京で行われた「第3回ガールズバンドステージコンテスト高校生大会」に出場し、準グランプリを獲得した。「高校生活最後の夏に、最高の思い出ができた」と、4人の笑顔が弾けた。

 予選が行われたのは、5月下旬。関東地区を中心とした70組の高校生ガールズバンドが実際に審査員の前で演奏し、本選出場への20枠を競った。

 もんすてらは、オリジナル曲の「Labell(ラベル)eetlab(エラベット)ête(美女と野獣)」を勝負の曲に選んだ。1年生の時に制作した曲で、同コンテストに向けブラッシュアップ。「不安しかなかった」と振り返るが、結果は見事通過。練習にもさらに力が入った。

 8月1日の本選での演奏は11番目。約300人のオーディエンスの前で披露したが、4人とも「リラックスして演奏できた」といい、自己評価は90点以上。「手拍子もしてくれて、ノッてくれているのがわかった」と、手ごたえを感じつつステージを後にした。

 出場バンドはどこもレベルが高く、「無理かも」と諦めた時もあった。入賞順に名前が呼ばれ、残すところ準グランプリとグランプリになったところで、「生きた心地がしなかった」と4人。“もんすてら”と名前が呼ばれた瞬間、手を取り合って喜びを分かち合った。

 もんすてらは、吉田莉渚さん(ドラムス)をリーダーに、桑名真珠子さん(ボーカル・キーボード)、大本未空さん(ギター)、大恂「来さん(ベース)の3年生4人組。
オリジナル曲を武器に、都内でもライブを行う実力派ガールズバンドだ。9月8日に行われた同校の文化祭で演奏したのを最後に、各々の進路に向けて動き出した。

 4人を見守ってきた顧問の高橋さつき教諭は、「本当に努力していた。その陰に先輩や後輩たちの支えがあった事を忘れないでほしい。これからも一生音楽を愉しんで」とエールを送った。
https://www.townnews.co.jp/0603/i/2018/09/21/449435.html