0001坊主 ★
2018/09/15(土) 18:30:37.43ID:CAP_USERhttps://www.oita-press.co.jp/-/media/Images/oita-press/2018/09/14/0057312669_0057312670.ashx
佐伯市鶴谷町の市平和祈念館「やわらぎ」で、太平洋戦争で使用された旧日本軍の99式艦上爆撃機の尾翼部が展示されている。同館で長年保管していた米軍機の部品を、米国へ返還した経緯を知った米国人コレクターが「恩返しをしたい」と寄贈。日本国内で現存する機体が残っていないとみられており、日米をつなぐ貴重な戦争遺産として保管していく。
市は2016年、佐伯湾で撃墜され、祈念館に展示してきた米軍機「コルセア」のエンジンやプロペラを米国に返還した。これを知ったコレクターが「米国人としてその気持ちに応えたい」と所有する部品の寄贈を申し出た。米国太平洋戦争博物館日本事務所を仲介し、市が譲り受けた。
99式艦上爆撃機は、旧日本海軍が日中戦争から太平洋戦争にかけて運用していた航空機で、艦船に対する急降下爆撃を担っていた。佐伯海軍航空隊にも配備されており、真珠湾攻撃にも参戦した。戦況の悪化に伴い、最終的には特攻機として出撃した機体も少なくない。
寄贈されたのは改良機22型の尾翼部。日本航空協会の専門家に調査依頼した結果、印字された機体番号から「第582海軍航空隊」の所属機で、南太平洋ニューブリテン島で回収された機体の可能性があり、1943年12月に撃墜された機体と推測される|との報告を受けた。
日本事務所によると、同機体は米国の資料館で数点展示されているが、日本国内ではほとんど見ることができないという。部品は祈念館2階の常設展示場に収蔵されている。同館は「貴重な戦争資料として、多くの人に見てほしい」としている。
大分合同新聞 2018/09/14 03:00
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