引いて楽しい、読んで楽しい津軽弁のおみくじが、青森県青森市の神社に初めて登場した。青森の名物がそのままおみくじになった。

青森市の廣田神社が、全国から参拝に来る人に青森の文化や名産を知ってもらおうと、新しい取り組みを始め、お披露目した。

青森名物、りんごとホタテの形をしたおみくじ。りんごおみくじは、本物の姫りんごの木につるされ、もぎ取る。ほたておみくじは、いけすに見立てたたるから釣り糸で釣っていく。

おみくじは、津軽弁と標準語で書かれている。神社が方言詩人の伊奈かっぺいさんに依頼して作った。

方言詩人・伊奈かっぺいさん「えげじゃがし、えへるな、えばるな、えふりこぐなじゃ。生意気でこざかしい、根性まげるな、いばるんじゃない、ええカッコするんじゃねえよ、ということは、私はそういうことをして来てるっていうことを、見透かされたってことだろうね」

ちなみに、ほかにはこんな言葉が書かれている。

「うるだぐな、なにぁまぢがても、あしたのめに、あさてこね」

この意味は…「慌てるな、何がどう間違っても、あすの前に、あさっては来ない」

ユーモアたっぷりに仕上がった。

廣田神社・田川伊吹宮司「あの青森と言えばりんごとホタテ、あと津軽弁というおもしろい文化もございますので、ぜひとも一喜一憂しながら、お参りしていただければと思います」

廣田神社は、青森県を売り込むおみくじで、全国からの参拝客にご利益を広める。



日テレNEWS24 2018年8月11日 21:19
http://www.news24.jp/articles/2018/08/11/07401227.html