幾枚もの水田が広がる三重県熊野市の景勝地「丸山千枚田」で日沈時、青白く染まった棚田に、赤と黄色の車灯が描く“光の道”が浮かび上がった=写真=(渡辺恭晃撮影)。

 丸山千枚田は日本の棚田百選の一つ。のどかな風景もゴールデンウイークには大勢の観光客らでにぎわいをみせた。

 空色を水面に映した棚田が淡く輝き始めた午後7時過ぎ、観光客らが帰路に就く。田んぼ道をぬうように走る車のヘッドライトとテールランプの光跡が夕闇時の棚田に幻想的な世界を織りなした。

 棚田を一望できる展望所では写真愛好家らが集まり「きれいね」と話しながら熱心にシャッターを切っていた。

 水鏡となった棚田に映える光跡は田植えが始まる5月中頃まで楽しめそうだ。



産経WEST 2018.5.6 18:05
http://www.sankei.com/west/news/180506/wst1805060037-n1.html