「メルヘンハウス」が店じまい
子どもの本だけ、45年間
2018/3/31 20:42
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 日本初の子どもの本専門店「メルヘンハウス」(名古屋市千種区)が31日、45年間の歴史に幕を下ろした。この日は入り切れないほどの家族連れが来店し、
作詞家の新沢としひこさん(55)と童謡を歌ったり、スタッフの絵本の読み聞かせに熱中したり。訪れた客はそれぞれに閉店を惜しんだ。

 メルヘンハウスは1973年オープン。「子どもの優れた感性をきちんと考えた本屋」をコンセプトに絵本や童話など3万冊を常備する一方、雑誌や漫画は置かなかった。
スタッフが選んだ本を毎月、会員に届ける取り組みも人気だったが、経営難で閉店を決めた。
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