3月20日 19時56分教育
値段が高いとされる学校の制服が安くなるかもしれません。
大阪府の制服メーカーなどが購入者からインターネットで直接注文を受けることで、費用を2割ほど抑えられる新たな仕組みを提案しました。
これは大阪府の制服メーカー「瀧本」と奈良市の一条高校の校長が共同で提案しました。

これまで制服は購入者とメーカーの間に卸売りや販売などの業者が仲介しているため、費用がかかるとされています。

提案では、購入者がインターネット上でみずからに合ったサイズを選んで直接スマートフォンなどで注文することで、4万7000円ほどの制服がおよそ2割安い、3万7000円ほどに抑えられるということです。

制服については、都内の公立小学校が海外の高級ブランドを導入しようとして議論となったほか、公正取引委員会も去年12月、価格を下げるため全国の教育委員会に入札制度の導入などを提言しています。

メーカーと高校は、この新たな仕組みを来年春から導入する方針で、藤原和博校長は「ネット通販に慣れている若い人たちに合わせて、今の仕組みを見直していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372851000.html