「どこからその自信が湧いてくるのか不思議だよね。本当に迷惑。
あまりしつこいようなら上の人に言った方が良い」
「若い時は自身の魅力でしか勝負できないけど年取ってお金持ってるとモテると勘違いするよね」
「女子高生で処女って噂を聞いた途端に猛アタックしてくるおじさんとかもいるよね。
『彼氏いたことない』って言ったら大喜びで、
『あなたには一生関係ないのに何喜んでるの?』と気持ち悪くてトラウマになったよ」
「男は女と違い、歳を取ると大人の男の魅力が出てくると、
揺れる腹肉と必死に隠す薄い頭で脂ぎった顔のたるんだオッサンは本気で思ってるから。
何もしてなくても湧いて出てくると本気で思ってるから。悲しい生き物だよね……」
これらは中年男性たちに対する女性からの素直な見解なのだ。この現実は受け入れなきゃならない。
思い起こすと、そんな困ったおじさんに白い目を向けたことはある。
20代前半の頃にバイト先に毎日訪れるハゲたおっさんが、
金払いも悪いのに若いバイトの女の子にしつこく話しかけたり、ストーカーをしたり。もう散々だった。
標的にされた子はたまったもんじゃなかったようで、逃げるようにその町を出て行ってしまった。
中年男性の若い女性に向ける思いって、情熱ではなく偏執、妄執の類だ。
くれぐれも、あんな冥府魔道に堕ちたりしないように、
おじさん連中はもっと正気を保って生きていかなくてはならない。そもそも若くて見た目も良い女の子が、
しょぼくれて腹の出ているおっさんと付き合うメリットってなんだ。自分のことを冷静に見たほうがいい。