中沢滋人2018年2月12日11時50分
(写真)
滑稽本「旧観帖」の「さうずら」と民謡の合いの手を入れる箇所(2行になっている部分)


 山梨に赴任して2年半。甲州弁にもすっかり慣れた。しかし、「ずら」の使い方はいまだによくわからない。甲州弁の代名詞とも言われているが、
漫画やテレビで出てくるように、何でもかんでも語尾につけているわけではない。どんな時に使うのが正しい使い方なのか。調べてみた。

 「ずら」と言えば、2014年放送のNHK朝ドラ「花子とアン」でたびたび出てきたことで、甲州弁と知った。昔読んだ野球漫画
「ドカベン」ではひょうひょうとした二塁手「殿馬(とのま)」が「づら」と話していたし、最近ではアニメ「妖怪ウォッチ」で、こま犬にとりついていた妖怪
「コマさん」が語尾に「ズラ」を付けているのが「どこの方言?」と、ネットで話題になっていた。

https://www.asahi.com/amp/articles/ASL266S47L26UZOB014.html