2018.2.10 07:00
【大人の遠足】
犬猫神社? 神奈川・座間市の「伊奴寝子社(いぬねこしゃ)を戌年に参拝 動物の健康願い守る


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座間神社本殿の奥にたたずむ伊奴寝子社。甲斐犬と猫の象は、山本孝司さんが飼う犬と猫がモチーフだ=神奈川県座間市座間
http://www.sankei.com/premium/news/180210/prm1802100012-n1.html


 今年は戌年。戌は犬に転じ、現代では単なるペットを超えた存在として人間社会に浸透している。神奈川県座間市の座間神社にはその犬に加え、
人気を二分する猫の名を冠した社「伊奴寝子社(いぬねこしゃ)」がある。やや安直なネーミングにも感じるが、起源は江戸期、家畜などの健康を祈願したのが始まりという由緒ある社。
つまりは犬や猫に限らず、全ての動物を守っているのだ。今年は特に御利益がありそうなので、足を運んでみた。

 陸上自衛隊座間駐屯地、在日米陸軍のキャンプ座間、最近では男女9人の遺体が見つかった事件現場…。「座間」の名はさまざまな場面で耳にするが、今回の目的地もそうした場所の近くにあった。

 JR相模線相武台下駅から歩いて約5分。全部で3つある鳥居をくぐり、石段を一段一段のぼっていく。木々に囲まれたシンとした空間。自然と気持ちが静まる。

 犬を抱えた女性

 「五感が研ぎ澄まされるでしょう?」。前の宮司の山本孝司さん(80)が、そう笑顔で話しかけてくれた。山本さんによると、座間神社自体の創祀は西暦500年代にさかのぼる。
かつて地域に疫病が流行したとき、飯綱(いいづな)山(長野県)への山岳信仰が発祥とされる神仏習合の神
「飯綱権現」の化身が出現。山すその湧き水を使うようにすすめ、教えの通りにすると疫病はぴたりとやんだという。

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