陸上自衛隊北部方面隊は24日から28日まで、
2017年度戦車射撃競技会を恵庭市の北海道大演習場島松地区で開いた。
第7師団(司令部東千歳)をはじめ、道内の全師団・旅団から48戦車小隊の隊員576人が集まり、
名誉を懸けて射撃能力の技量を競った。

競技会は戦車の射撃能力の向上などを目的に毎年開かれている。
統裁官は田浦正人北部方面総監、担任官は小野塚貴之第7師団長。
当初は23〜27日の予定だったが、台風の影響などで開始、終了が1日後回しになった。
戦車は90式180両、最新鋭の10式12両がそれぞれ出場した。

小隊は戦車4両で構成し、戦車砲で1・6〜2・5キロ先、機関銃で300〜500メートル先を射撃。
敵の戦車や歩兵に見立てた標的は、約1・8メートル四方などの大きさ。
命中精度や命中するまでの時間を総合的に採点し、1000点満点に対する減点方式で順位を競った。

各部隊の隊員や招待者らが見守る中、戦車4両が次々と状況開始。
縦走や並走で標的に向かって進みつつ射撃を繰り返し、演習場内には「ドン」という砲弾の発射音がこだました。
戦車砲はその都度大きな火炎を噴いて土ぼこりを巻き上げ、衝撃力の大きさを伝えた。

写真:第71戦車連隊の90式戦車が射撃
https://www.tomamin.co.jp/fcontents/abc/original/news_block_image/28/PICKH20171028_B1001000100100002.jpg

以下ソース:苫小牧民報 2017/10/28
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/12479/