0001紅あずま ★
2017/10/28(土) 13:20:39.13ID:CAP_USERhttp://static.hokkaido-np.co.jp/image/article/290x290/141/f563f5e964e2da7dcd12a56db0e9255d.jpg
最後の1杯を求めて並ぶ常連客
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混み合う福来軒本店の営業最終日。橋本義和店長(左)らが終日腕を振るった(小野弘貴撮影)
昭和の情緒漂う店構えと昔ながらの味で、半世紀にわたって愛された札幌市中央区のラーメン店「福来軒」本店(南16西8)が20日、52年の歴史に幕を閉じた。
地元住民から芸能人まで多くの人をとりこにした老舗だが、店舗の老朽化にあらがえず閉店を決意。
すすきの店は残るものの、本店びいきの常連客が、最終日まで連日長蛇の列を作り別れの1杯を味わった。
創業は1965年。空知管内栗山町出身の山下和馬さん(75)が、小樽での修業を経て開業した。
資金もなく、借りたのは馬の蹄鉄(ていてつ)屋の作業場だった、大正から昭和初期に造られた木造平屋。
むき出しの土間には、垂木を組んで床板を敷き、カウンターも手作りした。
以来、傷むたびに自分で修理を重ねてきたが、いよいよ老朽化がひどくなり「もう限界」と山下さん。
創業以来使い続ける、スープを作るための特注の釜も壊れかけており「この釜でなければ、同じ味は出せない」と閉店を決意した。
次々と新たな店ができるラーメン激戦区の札幌にあっても、ファンが離れることはなかった。
今年初めに張り紙で閉店を知らせると「資金を提供するから継続してほしい」との申し出が10人近くからあった。
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ラーメン福来軒本店 札幌で営業半世紀、惜しまれ閉店
北海道新聞:2017/10/28 12:27