鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)は18日、
同市三瀬の砂浜で16日にアザラシを保護したと発表した。
アザラシは「キタゾウアザラシ」の子どもとみられ、奥泉館長は
「日本で確認されたのはおそらく3例目。日本海側では初めてで、非常に珍しい」と驚いている。

同館によると、アザラシは体長2.5メートル、体重273キロで、雌と推定される。
15日午前9時ごろ、砂浜にアザラシがいると地元住民から同館に電話があった。
職員が駆け付けたところ、頭部や前足などが傷ついており、呼吸も浅く、弱っていたという。
翌日になっても容体が変わらなかったため、水族館に運んで抗生剤を注射するなどの手当をした。

現在、同館で治療が続けられている。
呼吸は安定し、回復傾向にある。

奥泉館長は
「まずは命を救うための治療が最優先。
 元気になったらどうするか、これから検討していく」と話している。

写真:キタゾウアザラシとみられるアザラシが見つかった
http://yamagata-np.jp/news/201710/18/img_2017101800333.jpg

以下ソース:山形新聞 2017年10月18日 20:35
http://yamagata-np.jp/news/201710/18/kj_2017101800397.php