10月9日 17時49分
埼玉県川越市の工業高校で、今月末の文化祭を前に、ワイヤレスで充電できる電車の試運転が行われました。

川越市の県立川越工業高校では、毎年、電気科の3年生の生徒たちが1両編成の電車を製作し、高校の文化祭で走らせています。

ことしも、去年に続いて、「キャパシター」という特殊な蓄電装置を使い、ワイヤレスで充電できる電車を製作する計画で、9日に試運転が行われました。

去年の文化祭では、電圧を調整する装置に不具合が見つかったため、ことしは、この装置を外すなどの改良を加えたということです。
試運転では、高校の敷地に設けられたおよそ50メートルの線路を走らせながら、蓄電装置の作動状況などを確認しました。

生徒の1人は「無事に電車が走ったのでほっとしました。文化祭では、多くの人を驚かせたいと思います」と話していました。
川越工業高校の文化祭は、今月28日と29日に行われます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171009/k10011172801000.html