兵庫県川西市の消防本部(同市火打)に、
市内に工場があるダイハツ工業が特別仕様で製造したワンボックスタイプの消防車が配備された。
消火活動での出動はもとより、狭い山道が多い市北部で人や物資を運搬する際にも活用する。

昨年秋に市消防本部の職員が、狭い山道でも機動力を発揮できるのではと、
災害時の活用を想定して同社に製造を提案したところ、快諾を得たという。

消防車は、同社の人気車種の軽乗用車「ウェイク」を緊急車両用に改造した。
車内空間が広く室内が高いのが特徴だが、緊急車両に必要な赤色灯の設置に苦戦。
高さ2メートル以下という軽自動車の規格に合わせるため、赤色灯の台座を改良するなどしてクリアしたという。

同社は完成した消防車を市に寄贈。
市消防本部で15日に行われた贈呈式で、大塩民生市長は
「台風による被害など、いつ災害が発生するか分からない状況にある。有効に活用したい」と話した。

写真:ダイハツ工業が寄贈した消防車
http://www.sankei.com/images/news/170923/wst1709230017-p1.jpg

以下ソース:産経west 2017.9.23 08:25
http://www.sankei.com/west/news/170923/wst1709230017-n1.html