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2017/09/06(水) 18:14:59.89ID:CAP_USER国指定天然記念物「川棚のクスの森」が危機にひんしている。
枯れた枝葉が目立ち、樹木医の診断で根腐れを起こしていることが分かった。
近年はパワースポットとして注目され年間約7万人が全国から訪れており、
地元の観光ボランティア団体は再生に向け募金活動を始める予定だ。
「川棚のクスの森」は1本のクスノキだが
縦横に伸びた枝葉は高さ約27メートル、幅は東西約58メートル、
南北約53メートルに及び「森」の名がつけられている。
一度土に埋もれた枝が地表に出る「飛び枝」などによる枝ぶりの美しさは日本一と賞され、
この地を訪れた種田山頭火も「大楠(おおくす)の 枝から枝へ 青あらし」の句を詠んだ。
異変が表れたのは7月中旬。
休日にクスの森を案内している「川棚温泉観光ボランティアガイドの会」の小田紘幸さん(72)が
枯れた枝葉に気づき市に報告した。
8月に県樹木医会が調査したところ酸素不足で一部の根が腐り、
9本に分かれた幹のうち2本は枯死状態に近いことが判明。
調査した同市の樹木医は「小雨や高温など悪条件が重なった」と話す。
緊急措置として土壌に酸素を送り込む装置が設置された。
クスノキ周辺はかつて雑草が茂り荒れていたが地元住民が1978年に「クスの森を守る会」を結成。
市に働きかけて遊歩道などが整備され観光スポットとなった。
小田さんらはガイド時に樹木の状況を説明し、9月中旬から募金活動を始めることにしている。
「(クスの森の)現状を知って心配になって見に来る人もいる。なんとか元通りになってほしい」と願う。
写真:茶色く枯れた葉が目立つ「川棚のクスの森」
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/09/06/20170906k0000e040270000p/9.jpg
以下ソース:毎日新聞 2017年9月6日 13時45分(最終更新 9月6日 14時06分)
http://mainichi.jp/articles/20170906/k00/00e/040/268000c