京都府宇治田原町湯屋谷に伝わる雨乞い神事「大瀧(おおたき)祭」が1日、同地区の大滝で営まれた。
神酒を飲ませたウナギを滝つぼに放ち、五穀豊穣(ほうじょう)や地域安全を祈願した。

ウナギは、大滝に祭られている大瀧大明神の使者とされる。
酒を振る舞われたウナギが天に昇って竜に変身し、日照りが続いた地区に雨を降らせたとの言い伝えがあり、
江戸時代から毎年営まれている。

滝のそばのほこらで神職が祝詞を上げ、住民が玉串を奉納、
湯屋谷区の谷村和男区長(66)ら3人が、酒を飲ませたウナギを1匹ずつ放り投げた。
住民は身をくねらせて泳ぐウナギに手を合わせた。

谷村区長は「豊作と、この1年災害のないよう祈願して投げました」と話していた。

写真:滝つぼ向けてウナギを放つ住民
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/09/20170902091529unagi450.jpg

以下ソース:京都新聞 2017年09月02日 09時20分
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170902000030