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2017/07/30(日) 18:43:28.40ID:CAP_USER(画像)
性教育について講演録をまとめた本を手にする中山政美さん
37年間にわたって小学校高学年や中学生、高校生らに性教育の出前授業を行ってきた、熊谷市筑波の「ティアラ21女性クリニック」の中山政美院長(76)の講演会の講演録が出版された。中山さんは2年前に出前授業からの引退を表明。多くの養護教諭や保護者などから惜しむ声が上がり、彩の国思春期研究会が1冊の本にまとめた。
「ドクターまさみ」こと中山さんは、学校医として保健室から、産婦人科医として診察室から、思春期独特の身体の変化に人知れず悩む若者たちの心と体に寄り添ってきた。
「命の大切さを教えるには、正しい性の知識が必要。望まない妊娠をしないための避妊の方法を、義務教育では教えてはいけないという矛盾がある」と中山さん。性教育を始めた37年前は、相当なバッシングがあったという。
だが、「埼玉県の若い子たちは皆、東京に出て中絶をしているよ」と同業の医師に指摘され、「このままではいけない」と背中を押された。2008年には、熊谷市内で県内初の思春期研究会も立ち上げた。
市内の若年妊娠の数は、いまだに1カ月で15〜20人に上るという。中山さんの病院内にある思春期オープンハウスが、困ったときの駆け込み寺になっている。
中山さんは20年前に患った拡張型心筋症をはじめ、劇症膵(すい)炎、十二指腸潰瘍など、自らを“病気の百貨店”と呼ぶほど、病気とも戦ってきた。「臨床医として患者のためだけの医師に戻りたい」と言う。県の保健師の木村環さん(52)は「中山先生の“性教育のレシピ“を学んで、講義を受け継いでもらいたい」と話している。
講演録は千円で、限定200部販売。A4判76ページ。問い合わせは、ファクスで思春期オープンハウス内事務局へ。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/07/30/11_.html