京都市左京区の要法寺の池に住み着いているアイガモの親子7羽が11日、
池から約700メートル離れた鴨川へ引っ越した。
無事に鴨川へ入っていく姿を見届けた近隣住民たちからは拍手があがった。

池では約10年以上前からカモが産卵しており、今年は4月23日にひなが生まれた。
毎年6月ごろ、親子で鴨川へ移動し、“カモの引っ越し”は毎年恒例のイベントとなっている。

7羽は午前6時40分ごろ、池を出発。
京都府警川端署員が交通整理にあたる中、交通量の多い川端通りなどを横切った。

歩道を歩くカモが車道側に寄った際には、付き添った要法寺の住職らが開いた傘を使って歩道側に追いやる場面も。
近隣住民など大勢の人に見守られながら、1時間20分ほどで鴨川に到着した。

要法寺の塔頭・本行院(ほんぎょういん)の住友公亮(こうすけ)住職(43)は
「今年は親ガモが出産直後に別の卵を産んでそちらの世話に没頭したため、
 親に対するヒナの依存心が弱く、歩く際もまとまりがなくて苦労した。
 でも、無事に引っ越しできてほっとしている」と安堵の表情を浮かべた。

写真:鴨川に向かうアイガモの親子
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以下ソース:産経west 2017.6.11 13:10
http://www.sankei.com/west/news/170611/wst1706110030-n1.html