HIDEチャンはあわててリックオウエンスのサルエルパンツをはき左右に動いて見せた

違う!!!!そこ(その時代)じゃない!!

「尻尾は掴ませない」

大恩寺和尚の機転によりイケてるサウンドが旧世代の機材によってボディソニックされ
場は完全にエイトビート・・・ならぬ4つ打ちのリズムで制されていた

「ageageぞ!ageageナイトぞ!!」

ソコにかけつける珍念和尚
いわゆるトランスによく分からないながらも揺れてノッていくその姿はまさにありし日のイケ照夫氏であった

思わぬ歴史の証人(クラバー)の登場に衝撃が走る
「イエイイエイしている感じだった時代の証人」がまさにここに現れたのである

大恩寺和尚は定点ランニングマンをひたすらランさせ
どう踊っていいか分からない珍念和尚は思い思いに足をクロスさせたり横方向のスライドを繰り返した
HIDEチャンは娯茶平スタイルから両手を上げてチャンガチャンガ踊っていた

どちらかというとチャンガチャンガ(阿波踊り)が一番正解───とはいえ

「ならぬHIDEチャン!早く植木鉢を処置せい!!」

HIDEチャンは泣きながらウーバーをコールしていた

(おそらくイケ照夫氏はガチ───ガチで歴史の証人)

和尚連は身震いしながらも踊るうちに、次第に踊り方いやノリ方を身に着けつつあった

(さあくるぞ、第二波に備えい!!)