メイクマニーから、モアマニーへ

(令和は案外早く終わるかもしれぬ)───

つぎのミレニアムは如何なものだろうか?
初老たちの魂は救われているだろうか?
ゴブリンはホブゴブリンになれているだろうか?

”時代”という名の銀色のロケットは数々のクエスチョンをばらまきながら
アステロイドベルトを突っ切って木星の向こうへと旅立っていた

珍念和尚(52)はコンデンサマイクに乾燥剤(シリカゲル)をばらまくと
喉がかれてもなおライムするのであった

アートは排泄物 だけどハイセンス
 挨拶程度の糞ポゑムばらまくB29
  まるでHIDEチャンのピカレスク
ゴブ倒す 得るゴールド0G 初老の老爺

(ノドにもヘモグロビンが!喉グロビンが!ケドまだまだ!ライムだッ!)

”やめいッ”

ホイッスルと同時に旗を持った大恩寺和尚(71)がDTM堂へ入ってきた

"春のライブはそれまで!"

───ボキはまだやれる!そう言いかけて珍念和尚(48)は崩れ落ちた
脱水症状寸前の危険な状態であった
そしてなぜ!