【芸能・社会】
大泉洋「佐藤浩市はラオウ」 主演映画「騙し絵の牙」ビジュアル公開

2020年3月23日 紙面から

 俳優の大泉洋(46)が主演する映画「騙(だま)し絵の牙」(吉田大八監督、6月19日公開)のポスタービジュアル第2弾が23日に公開される。本紙は主要キャスト15人が集結した、ユーモア満点の同ビジュアルをひと足早く入手した。

 累計発行部数が50万部突破したミステリー小説「罪の声」の著者・塩田武士さんが、大泉を主人公にあてがきした同名ベストセラー小説(角川文庫/KADOKAWA)を映画化。崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルを描く。

 大手出版社「薫風社」の次期社長をめぐって権力争いが勃発。クセモノだらけの上層部や作家、同僚たちの陰謀がうずまく中、廃刊の危機にひんした雑誌編集長・速水(大泉)は、松岡茉優(25)演じる新人編集者・高野を巻き込み、生き残りを懸けた大逆転の奇策に打って出る。

 公開されたビジュアルは、全体があたかもビリビリに破かれたような加工がされている。佐藤浩市(59)、佐野史郎(65)、木村佳乃(43)、斎藤工(38)、リリー・フランキー(56)、小林聡美(54)、國村隼(64)ら超豪華キャストのど真ん中でどっしりと構える大泉の顔の部分は破られ、その下から不敵な笑みが。いったい何を意味するのか!?

◆「本音わからない人」演じた

 第2弾ポスタービジュアルの公開にあたり、大泉と松岡が撮影を振り返った。速水役について大泉は「監督とも話して、とにかく『何を考えてるのかわからない』という人を意識しました。彼なりのポリシーや真実があるのでしょうけど、飄々(ひょうひょう)としていて、まわりには本音がわからないという人」と明かした。

 佐藤浩市演じる専務・東松が進める大改革で速水は窮地に立たされる。佐藤とはこれまで何度も共演しているが「僕ら役者からすると、佐藤浩市という存在がすごすぎて勝手に緊張するわけですよ。とてつもなく人を緊張させるオーラといいますか。僕ら世代の『北斗の拳』でいうとラオウですよね。『来たなー!』というね」と表現した。

     ===== 後略 =====
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