【サンパウロ時事】メキシコの左派ロペスオブラドール大統領は25日、旧宗主国スペインの国王フェリペ6世とフランシスコ・ローマ法王に対し、3世紀にわたった植民地時代の人権侵害を謝罪するよう求めたことを明らかにした。今年は1519年にエルナン・コルテス率いるスペイン人が侵略を開始して500年。

ロペスオブラドール氏は、南部コマルカルコのマヤ遺跡から発信した動画で「スペイン国王とローマ法王に書簡を送り、先住民に対し、現在で言うところの人権を侵害したことを謝罪するよう求めた」と強調。「かつて虐殺や強要、剣と十字架による征服があった。彼らは(先住民の)神殿の上に教会を築いた」などと当時のスペイン人を非難した。

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