3月16日 17時49分
「ショップチャンネル」というテレビショッピングの番組で期間限定の割引とうたって販売された液晶テレビなどをめぐり、
実際には割り引きしていない価格で販売した期間はわずかで、不当な価格表示だったとして、消費者庁は、この番組を手がける東京の通信販売会社に対し再発防止などを命じました。

消費者庁によりますと、不当な価格表示があったのは、おととし12月から去年4月にかけてCSや地上波などで放送された「ショップチャンネル」というテレビショッピングの番組です。

この中では、32型の液晶テレビが放送日から1週間限りの48%割引とうたって9万9800円で販売され、この期間以降の価格は19万2240円と表示されていました。

消費者庁は、将来の価格を表示した場合は2週間以上その価格で販売すれば問題はないとしていますが、調査した結果、実際には3日しか販売が確認できなかったということです。

こうした不当な価格の商品は3つの商品で確認されたということで、消費者庁は、番組を手がけた東京の通信販売会社「ジュピターショップチャンネル」に対し、再発防止などを命じる措置命令を行いました。

「ジュピターショップチャンネル」は、「消費者庁の指摘を真摯(しんし)に受け止め、より一層わかりやすい表示に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180316/k10011367911000.html