2018.01.29 Mon posted at 17:02 JST
右脳と左脳のちょうど間となる部分に釘の先端が刺さった
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/01/29/1bccd141c82719b056458725eadba6c7/35113880_001.jpg


米メリーランド州に住む少年が木の上から落下し、頭部に釘が刺さる大事故を起こしたものの、2時間におよぶ手術をへて、一命を取り留める出来事があった。
母親のジョイ・エリングスワースさんによれば、ダリウス・フォアマン君は木の上に家を作ろうと作業していたところ枝から落下。約150センチメートルの木製の板が頭のてっぺんにぶつかった。
搬送先のジョンズ・ホプキンズ病院でレントゲン写真を撮ったところ、釘の一部が脳のちょうど真ん中の部分に刺さっていることが判明。
脳からの血液や体液などが流れる最も大きな管が引き裂かれる危険性があった。
フォアマン君の手術を担当したアラン・コーエン博士によれば、脳のこの部分の負傷は破滅的な結果をもたらす可能性がある。
コーエン氏は、失血死まで「1ミリ」だったと振り返った。
病院に搬送された時点でも、フォアマン君の頭には板が刺さったままだった。
そもそも、最初はフォアマン君を救急車に乗せることもできず、救急隊員は家族からのこぎりを借りて、
板を約150センチから約60センチに短く切った。それでも、1台目のヘリコプターには乗せることができなかったという。
手術は成功し、フォアマン君は退院した。危機一髪の思い出と、病院からの13回目の誕生日のプレゼントとして、
釘は手元に置いてあるという。退院した1月25日はフォアマン君の13回目の誕生日だった。
今回の出来事で学んだ重要な教訓は「決して木の上に家を作らないこと」だという。
https://www.cnn.co.jp/usa/35113878.html