17日午前7時55分ごろ、大阪府泉佐野市の住宅で「妻が亡くなっている」と、夫から119番があった。駆け付けた消防署員が住人の小林治子さん(48)の遺体を発見。全身にあざがあり、泉佐野署は治子さんを木刀で殴り殺害したとして、殺人容疑で夫の清容疑者(50)を逮捕した。

 同署によると、清容疑者は「頭や背中を何度も殴ったが、死ぬとは思わなかった」と供述。夫婦間でトラブルがあったとみて経緯を調べる。

 逮捕容疑は16日午後11時〜17日午前4時、自宅で、治子さんを長さ約1メートルの木刀で殴り、殺害した疑い。

 遺体はタンクトップに半ズボン姿で、居間でたんすにもたれかかったような状態だった。全身にあざや内出血の痕があった。清容疑者は治子さんと10代の息子の3人暮らしで、遺体発見時、清容疑者と息子はいずれも自宅にいた。同署は19日に司法解剖して詳しい死因を調べる。

 現場はJR阪和線日根野駅の南東約2キロで、住宅や工場が立ち並ぶ地域。近所に住む女性(75)は「2週間ほど前、ごみ出しの際に小林さんと会った時、あざには気付かなかった。昨晩から今朝にかけてもトラブルのような物音は聞こえず、突然のことでびっくりしている」と話した。(共同)

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