世界最強のクワガタを決める「K−1グランプリ」の決勝戦が11日、福島県猪苗代町川桁の猪苗代ハーブ園であった。インドネシア・スマトラ島に生息するスマトラオオヒラタクワガタが熱戦を制し、第1回以来3年ぶり2回目の優勝を果たした。

 園内で開いた昆虫展で、子どもの「どの虫が一番強いの」という質問に園側が答えられなかったのをきっかけに、2014年から実施している。

 大会はトーナメント制で、今年は8種類が参戦して7月28日に開幕。直径約30センチの切り株を土俵に見立て、力比べをしてきた。

 決勝戦はスマトラオオヒラタクワガタが、昨年の覇者でインドネシア・ジャワ島にすむダイオウヒラタクワガタをハサミ(大あご)で持ち上げて王座を奪還。会場を埋めた夏休み中の子どもたちから大きな歓声が上がった。同県会津若松市門田町堤沢の柳澤勇心(ゆうしん)ちゃん(5)は「すごい戦いで、格好良かった」と喜んでいた。【湯浅聖一】

https://mainichi.jp/articles/20170812/k00/00e/040/180000c
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最強のクワガタを決める「K−1グランプリ」のエキシビションマッチ=福島県猪苗代町川桁の猪苗代ハーブ園で2017年8月11日、湯浅聖一撮影