2017年05月01日 17時50分 更新
ただし案内の機会が多いほど苦情受付件数が多くなります。あくまでも参考に。
[コンタケ,ねとらぼ]

 生命保険協会が公開している、「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」をまとめた表が話題になっています。
この表は、苦情件数を客数で割り、客1人当たりの苦情数をランキング形式でまとめたもの。これは参考になる。


@YSRKEN
2017/04/30 14:55
消費者「生命保険、なるべくならトラブルが少ない所がいいな……」
生命保険協会「ここに苦情件数の資料があります」
消費者「えっ」
生命保険協会「苦情の詳細や割合%も分かります」
消費者「えっえっ」
http://www.seiho.or.jp/member/complaint/
https://pbs.twimg.com/media/C-o3wprUIAAO-YL.jpg
https://twitter.com/ysrken/status/858560396013125632
おお!


(画像)
参考になります


 この表を作製したのは、TwitterユーザーのYSRさん(@YSRKEN)。苦情件数の割合順に、分かりやすくまとまっています。保険会社を選ぶ際に、トラブルが少ないところを選びたい人には有益なデータとなりそうです。

 こういったデータが公開されていることを知っている人は少なかったようで、「自分の入っている保険は苦情が少なくて安心した」「こういうのが公表されていることを知ることができるのがネットのいいところだ」
「客層や保険の種類の展開によっても色々ありそうだけど目安程度にはなるのかな」といった声があがっていました。

 ただし、人数当たりの苦情の割合が少ない=良い保険会社と限りません。「利益を上げていないとちょっと景気が悪くなっただけで潰れたりする」
「商品ラインアップや業歴が違うから一概に比べられないのでは」「クレームになりやすい商品構成の会社が上位にきやすい」といった意見も。
YSRさん自身も、「とりあえず数字を抜き出して並べただけですから、実際に選ぶ際はもっと吟味する必要があると思われます」とコメントしています。

 また、データを公開している生命保険協会によると、「苦情情報を積極的に収集するため、会員会社が苦情をお受けする窓口を増やし、より多くの機会にご案内していくことで、苦情受付件数が多くなる傾向にある」とのこと。客からの声をよく聞く会社ほど上位にきやすい点にも注意が必要です。

 同ページでは、各社が公開している「苦情の主な事例、改善に向けた取組み等」「保険金等のお支払状況等」の細かいデータへのリンクも掲載されています。生命保険会社選びの際は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

(画像)
データを公開している生命保険協会


関連リンク
YSRさんのTwitter
https://twitter.com/YSRKEN
生命保険協会
http://www.seiho.or.jp/member/complaint/
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