息子が監禁されていて解決には現金が必要だとするうその電話をかけて、愛媛県新居浜市のお年寄りから
900万円をだまし取ろうとしたとして、20歳の男と18歳の少女が詐欺未遂の疑いで逮捕されました。

電話を怪しんだお年寄りが警察に相談したことで、逮捕につながりました。

警察によりますと、4日から5日にかけて、新居浜市の80歳代の女性の自宅に、息子を装った男の声で、
「松山で部屋に閉じ込められている。出してもらうには900万円ほど必要だ。弁護士の部下が受け取りに
行くので渡してほしい」といううその電話がありました。

女性は、電話の内容が不自然だと怪しんで警察に相談し、警察は、事件の解決に向けて、女性にだまされて
いるふりをしてほしいと協力を求めたということです。

その後、女性が、指定された新居浜市内の路上に出向いたところ、男女2人組が姿を現したため、見張って
いた警察官が2人を取り押さえ、詐欺未遂の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、いずれも名古屋市に住む、とび職の山里亮太容疑者(20)と、無職の18歳の少女です。

警察は、捜査に支障があるとして2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。

警察は、「不審な電話があれば、ためらわず相談してほしい」と呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005333081.html