1日午後0時50分ごろ、世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)の関係者から、京都府警下鴨署に
「液体のようなものがかけられた」という通報があった。同署によると、境内の建物13カ所程度に
霧吹きで吹き付けられたような染みを確認したという。同署が調べを進めている。

 下鴨神社によると、1日午前10時半ごろから同40分ごろにかけ、警備中だった男性用務員が神社の
建物に不自然な液体のような染みを発見。本殿の賽銭(さいせん)箱前や橋殿など10カ所以上に染みを
確認し、被害は重要文化財の建物も含まれる。匂いはなかったという。

 この日の同神社では、午前10時から毎月1日に行う祭事「月次祭」が行われていた。染みは前日までは
確認されておらず、神社を開門した1日午前6時以降にまかれた可能性があるとみて、同署は液体の分析など
を進めている。

http://www.sankei.com/west/news/170401/wst1704010080-n1.html
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下鴨神社の言社で見つかった染み=1日午後、京都市