北海道の景気判断は「経済活動が徐々に再開するもとで持ち直しつつある」から
「持ち直しのペースが鈍化している」に引き下げた。
北陸と四国、九州・沖縄の3地域は「厳しい状態」や「弱い動き」から、
「持ち直しつつある」などに上方修正した。関東甲信越や近畿など5地域の判断は据え置いた。

2020年4月と7月は約11年ぶりに2四半期連続で全9地域で下方修正したが、
その後の感染一服を受けて前回10月には8地域で引き上げていた。
引き下げ地域が出たのは2四半期ぶりで、足元の感染再拡大で回復が足踏みしている形だ。

項目別に見ると、生産は全9地域で引き上げた。
全地域の上方修正は09年10月以来およそ11年ぶり。
北陸は前回の「下げ止まっている」から「持ち直しつつある」に、
関東甲信越も「持ち直しに転じている」から「増加している」に上方修正した。