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シェアハウスや民泊を手掛けるマッシブサッポロ(札幌市)は、横浜市内で無人ホテルを12月に開業する。
フロントなど常駐の従業員はおらず、ビデオ通話でチェックインを行う。客室は暗証番号の入力で開く仕組みで、鍵の受け渡しも不要だ。横浜中華街など観光地にも近く、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、訪日外国人の需要獲得を目指す。

ホテル「グラン・カーヴ・ヨコハマ」は3階建てで全6室。1室の宿泊価格は1万2000円〜2万円で、最大4人が宿泊できる。
外国人観光客の長期利用を想定し、キッチンや洗濯機も部屋ごとに完備した。「ハラルなど宗教上の理由で飲食店で食事ができなくても、自分で調理ができる」(同社)という。

運営は新都市総合管理(横浜市)が担う。JR石川町駅から徒歩3分で、東京五輪時に野球などの会場となる横浜スタジアムにも近い。