北海道、自動運転車の走行試験 適地情報を企業に提供
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北海道は自動運転車の走行試験に適した場所の情報を企業に提供する。地形や気象など試験に必要な条件を
満たす道内の適地情報を収集。条件ごとに分類した適地情報を検索できる新たなシステムを整備する。
自動運転車の実用化に向け、走行試験ニーズは今後さらに高まる見通し。広大で寒冷な環境を持つ北海道は適地情報を提供することで、
企業を道内に呼び込む考えだ。

 道は自動運転車の走行試験に求められる大まかな条件について、自動車メーカーや部品メーカーなどからの聞き取りを6月中にも開始。
これを踏まえ、道内で条件に適した場所の調査を今夏をめどに始める。調査は建設コンサルタントに委託し、
坂道の勾配や路面状況、気象条件などを把握する。

 調査で選定された場所については試験場としての適否や、すぐに使えるかどうかなどを今秋をめどに評価する。
最終的には試験適地の検索システムを新たに構築し、必要な条件を入力すれば適地情報を入手できる体制を整える。