北海道ファシリティマネジメント協会が「2018新春講演会」
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一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(略称HFMA)は8日、札幌市北区の
ホテル札幌サンプラザで「2018年新春講演会」を開催した。HFMA会員や行政関係者など約250人が参加した。

冒頭、HFMAの星野尚夫会長(札幌振興公社社長)が挨拶、「ファシリティマネジメント(FM)は施設づくり、
オフィスづくり中心の活動からまちづくり、人材づくりの活動に転換する節目の年。
人材づくりでは、FMマネジャー道内取得者を現在の約300人から早期に500人にして、道内のまちづくりに役立つようにしたい」と述べた。

 続いて講演に入り、国土交通省北海道開発局の和泉晶裕局長が、『北海道の将来ビジョン』をテーマに話した。
和泉氏は、北海道の人口減少が全国よりも10年程度先行しており、本州とは距離感の異なる広域分散型社会である点を踏まえて、
人口減少下での地域構造に言及。「道内6圏域内の道路、鉄道、港湾のネットワークを整備して農林水産業や観光などの生産空間を支え、
圏域ごとの繋がりも高速道や特急の走る鉄道でネットワーク化。さらに各圏域が直接道外、海外と繋がることが必要だ。
これが、各圏域が自立するシステム。そのためには、圏域ごとに様々な取り組みができる仕組みが必要だと思う」と訴えた。