札幌市、中央区役所仮庁舎にめど 年明けにもNTTビル取得
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札幌市が市役所本庁舎(中央区北1西2)と同じ区画にあるNTT東日本所有ビル(大通西2)
を年明けにも取得する方針を決めたことで、懸案となっていた中央区役所(南3西11)の仮庁舎を確保するめどがついた。
市は仮庁舎として使い終わったビルはいずれ解体し、長期的には「大通西1、西2街区」を計画的に再開発する考えで、
大通公園から札幌市時計台を一望できる公園を整備する構想を検討している。

 ビルは地上6階、地下1階(敷地面積約2300平方メートル)で、NTTの関連企業や札幌大通郵便局が入居する。
市の取得予定額は60億3千万円。同郵便局が区分所有するビル内の一部は今回の購入対象とせず、取得を軸に交渉を続ける。

 ビルが出来たのは1953年と古いが、市の担当者は「十分な耐久性がある」とする。
一方、72年に完成した中央区役所は老朽化が進み、耐震性に問題があるため、既に現在地での建て替え計画が進んでいる。
取得するビルは地下鉄大通駅に近く交通の便も良いため、2020年度以降に仮庁舎として数年間使うことにした。
新しい区役所は最短で24年度の供用開始を目指している。