フュージョン、AIベンチャーと資本・業務提携
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 フュージョンは16日、北海道大学発のベンチャー企業でAI(人工知能)を活用する調和技研(札幌市)と資本・業務提携したと発表した。
調和技研のAI技術を取り入れ、金融機関向けの集客支援サービスの開発などを進める。

 フュージョンが調和技研の第三者割当増資を引き受ける。金額は450万円で、増資後の株式保有比率は19.8%となる。

 調和技研のAI技術を利用し、金融機関の顧客による預金の出し入れなどの大量のデータを細かく分析。
30代の顧客には教育ローン、40代には住宅ローンといった

画一的な営業方法ではなく、より顧客のニーズに沿ったきめ細かい提案が可能となるとみている。

 フュージョンは企業が蓄積した顧客データを分析し、ダイレクトマーケティング(DM)を駆使して新たな
集客につなげるサービスを提供している。DMが浸透している小売業や流通業の顧客が多かったが、
近年金融機関でも顧客データの活用が進んでいることに注目。都市銀行・地方銀行向けの顧客開拓支援にも取り組んでいる。