死者が世界最多の1万4千人超に上るイタリアでは、コンテ首相が政令で、3月10日に全土の外出制限、同12日には生活必需品を扱う店を除く商店の閉鎖を命じた。
街中では警官が検問を実施し、行き先と理由を記した「証明書」を携帯していない人は最大3千ユーロ(約35万円)の罰金となる。
政令は即日施行で議会承認は事後だった。同国メディアによると、11万人以上が警告を受けたが、国民の約8割がこの措置を支持しているという。

 フランス政府も外出禁止令で、生活必需品の買い物など、政府が認めた目的以外の外出に135ユーロ(約1万6千円)の罰金を科している。
15日以内に繰り返せば罰金額も200ユーロ(約2万3千円)に増え、30日以内にさらに違反を重ねれば、最大で禁錮6カ月などが科される。