M1の審査で上沼の評価が問題になったが、フィギュアスケートの採点やテニスの審判な

どと比較してみたい。どれも興業なんだけどM1は規模が段違いで小さい。だからこんな

主観的なものの見方が批判されるわけだ。その点フィギュアは細かく採点基準が定められ

ている。テニスなんかビデオ判定まであるじゃないか。興業の規模が大きくなればなるほ

ど利害の対立は尖鋭になり、利害調整のためのルールの明確化が求められる。そういう現

象が見てとれる。で、司法制度はどうなんだ。東名のあおり事件のように世間から注目さ

れながら手続が進めば裁判所もうかつなことはできない。逆に誰も注目しない事件なら裁

判所がなにをやっても結果的に見逃される。ともかく一般大衆の傾向としては公正な判断

を期待していることは間違いないようだ。