日銀は10日、週明け14日に10年債を対象に指し値オペを実施すると発表した。買い入れ水準は0.25%で無制限に買い入れを行う。指し値オペの実施は2018年7月以来。

買い入れ対象は10年利付国債の363回、364回、365回。日銀は指し値オペについて「このところの長期金利の動きを踏まえ、10年物国債金利の操作目標をゼロ%程度とする金融市場調節方針をしっかり実現するよう実施するものだ」とコメントした。

海外金利の上昇を受け、10年物国債利回りは上昇基調をたどり、日銀が昨年の政策点検で明確化した長期金利の許容変動幅の上限「0.25%程度」に接近していた。

10日午後には10年国債利回りが0.230%と、日銀がマイナス金利政策導入を決定する前となる2016年1月22日以来の高水準を付けた。
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