立て子の戯言:実験的にロイター提供の前場値動きを定点観測する試みを行っています。
後場の動きに注目されている方々、及び市況板をヲチして楽しんでいる方々の手助けになれば幸いです。
もちろん中の人も大いに活用して下さいね。お漏らしは程々に。
株式前場値動きとスレタイにつけていますので、スレタイ検索でも活用していただければ幸いです。適宜、>>2辺りにその日の詳細も置いておきます。
スレタイ検索 株式前場値動き
http://download.co.jp/news/bizplus/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%89%8D%E5%A0%B4%E5%80%A4%E5%8B%95%E3%81%8D
ファイザーに続いてモデルナもワクチン治験成功とのニュース。特に94.5%という数字が各メディアで大きく取り上げられています。これにより「もう勝ったも同然、今のうちに買って仕込んでおかねば」勢と「まだロックダウンだってあるのに気が早すぎる、売りだ利確だ」勢が交錯してもみ合う展開。26000円の大台が上値として意識されている様子。
それにしても昨日の爆上げから調整が入らずこの展開であるというのは、しばらくは25000円が踏み固められつつあるのかもしれません。失われた20年を本格的に取り戻してきている可能性もあります。
後場は少し上がって25930円付近で再開。

[東京 17日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比6円48銭高の2万5913円41銭となり、小幅続伸。前日の米国株式市場が上昇したことを受け、買い優勢の展開となり、立ち会い時間中としては1991年6月3日以来、29年ぶりに2万6000円を回復した。

ただ、これまでの上昇で高値警戒感が強くなっているため、徐々に伸び悩む展開となり、一時マイナスに沈む場面もあった。

16日の米国株式市場は主要3指数が続伸し、S&P総合500種.SPXとダウ工業株30種.DJTは終値での最高値を更新した。新型コロナワクチンに関する新たな明るいニュースが追い風となった。

バイオ医薬大手のモデルナMRNA.Oは16日、新型コロナワクチンの後期臨床試験(治験)で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表した。前週に有効率が90%を超えたと発表したファイザーPFE.Nのワクチンとともに、安全性が確認され規制当局の承認が得られれば、米国では12月中にも2種類のワクチンの緊急使用が始まる可能性が出てきた。

これらを受けて、日本株は前日までの好地合いを引き継ぐ形で上伸した始まった。ただ「急ピッチな上昇に対する過熱感が生じており、短期的にはいつ調整しても不思議ではない」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。2万6000円回復による目標達成感もあり、日経平均は一時マイナスに沈むなど前場中盤から伸び悩んだ。

TOPIXは0.26%安で午前の取引を終了。前場の東証1部の売買代金は1兆2929億6900万円だった。東証33業種では、空運業、保険業、鉱業などが上昇し、精密機器、情報・通信業などの下落が目立つ。

個別では、東京エレクトロン8035.Tが上値を追い連日の最高値更新となった。指数寄与度が大きいファーストリテイリング9983.Tも続騰して始まったが、徐々に値を消す展開となり、ソニー6758.Tなど主力株にも安くなる銘柄が多い。

東証1部の騰落数は、値上がりが581銘柄、値下がりが1520銘柄、変わらずが74銘柄だった。

2020年11月17日12:01 午後
Reuters
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPKBN27X09I