ソフトバンクグループ(SBG)が9日発表した2020年9月中間連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期の4.5倍となる1兆8832億円となった。中間期としては過去最高益。米携帯電話大手TモバイルUS株式の売却や投資先のデジタル企業の株価上昇が貢献し、前年同期から大幅な増益となった。

 新型コロナウイルス危機ではリモートワークの普及などデジタル関連の需要が急増しており、こうした企業の価値向上がSBGの利益を押し上げた格好。7〜9月期の純利益は6274億円となり、米携帯事業売却に伴う一時益で膨らんだ4〜6月期(1兆2557億円)からは減少した。

 孫正義会長兼社長は9日の決算説明会で「人工知能(AI)革命への投資会社になる」と強調。今後は自動運転を含むAI技術投資に注力する考えを示した。 
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