東レ[3402]は6日、2020年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)の発表にあわせ、21年3月期(通期)の連結純利益が前期比60%減の340億円になるとの見通しを発表した。従来予想は52%減の400億円だった。2日に、航空機需要の低迷に伴う収益性低下を受けた米国の炭素繊維子会社における減損損失の計上を理由に4〜9月期の連結純利益を下方修正しており、通期予想にも反映させた。

売上高にあたる売上収益は11%減の1兆8600億円(従来予想は1兆8400億円)、本業のもうけを示す事業利益は36%減の800億円(同700億円)に上方修正した。繊維事業や機能化成品事業での費用削減などが寄与する。

20年4〜9月期の純利益は前年同期比91%減の44億円、売上収益は19%減の8560億円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/11/6 13:57
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06HTT_W0A101C2000000/