秋田市は国が1人10万円を配る特別定額給付金のオンライン申請を29日に終了すると発表した。世帯主以外の申請や振込先口座のミスなど申請内容の不備が相次いでおり、郵送申請に一本化した方が給付がスムーズに進むと判断した。

マイナンバーカードを使ったオンライン申請は1日に始め、20日までに5199件の申請があった。19日までの5040件のうち7割に申請の不備があった。申請者に問い合わせるなど照合作業に時間がかかっている。

オンライン申請は29日午後5時15分で打ち切る。郵送申請の書類は28日から発送し、返送された書類の確認後、6月5日以降順次給付する。「住民基本台帳の情報があらかじめ印刷されており、手続きが簡便になる」(新型コロナウイルス対策室)とみている。

オンライン申請の振り込みは20日に始めた。22日時点で4435件、1万1225人分を振り込んだという。

2020/5/22 15:15
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59440280S0A520C2L01000/