[東京 7日 ロイター] - 日銀が7日に発表した3月の「生活意識に関するアンケート調査」(第81回)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は68.4%となり、前回12月調査の73.3%から低下した。数値予想は平均が3.4%上昇、中央値は2.0%上昇だった。

5年後も「上がる」は12月調査の82.8%から79.9%に低下。毎年の変化率予想は平均値が3.7%上昇、中央値が2.0%上昇だった。

日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置づけており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標のひとつとなっている。

2020年4月7日 / 14:10
ロイター
https://jp.reuters.com/article/boj-reserch-price-idJPKBN21P0GG?il=0