新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が打ち出した緊急融資や債務保証といった資金繰り支援への中小企業の申し込みが、少なくとも10万件程度に上ることが4日分かった。外出自粛などに伴い観光や飲食など幅広い業種で売上高が急減し、多くの事業者が打撃を受けているためだ。対応する政府系金融機関などへの相談件数は既に計30万件に達しており、申し込み数は今後、大幅に増加する見通しだ。

中小企業庁によると2008年9月のリーマン・ショックでは、直後の同年10〜12月に5万件近くの緊急融資が実行されたが、今回はそれを上回るペースで資金繰り支援が行われる可能性が高い。
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