本日の詳細

<11:00> 日経平均は強もちあい、日銀ETF損益分岐点の攻防を意識

日経平均は強もちあい。期末株価が注目される中、日銀が購入した上場投資信託(ETF)の買いコス
トとなる損益分岐点の攻防が意識されている。

10日に黒田東彦総裁が国会答弁で明かした保有ETF損益分岐点は日経平均で1万9500円。購入
はTOPIX型であるため、単純に10日終値のNT倍率14.1倍で計算すると、TOPIXでは138
0ポイント台だ。現在値は1430ポイントであり、損益分岐点を超えてきたと推定することができる。

市場では「総裁の国会答弁後、安値で購入し続けた経緯があり、ナンピン買いをして10日時点よりも
購入コストが下がったと考えられる。現在の水準を保つなら、ギリギリで期末は買いコストを上回るのでは
ないか」(国内証券)との指摘もあった。


<10:20> 日経平均は堅調、予想上回る中国PMIを好感する動き

日経平均は堅調。一時1万9300円台まで上昇し、配当権利落ち埋めの水準となる27日終値1万9
389円43銭まであと一歩まで迫った。中国製造業PMIは予想の45.0を上回る52.0となったこ
とを好感。「中国のPMIに助けられた格好。まだ、国内のロックダウンに対する警戒感が残るが、期末の
思惑が生じやすいきょうは波乱が避けられそうだ」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)という。


<09:45> 日経平均はもみあい、新型コロナウイルスの警戒感強まり上値重い

日経平均はもみあい、1万9100円前半での一進一退となっている。一時はマイナス転換し、前日比
73円安まで下げ幅を拡大する場面もみられた。市場からは「国内における新型コロナウイルスの感染拡大
への警戒感が日々が強まっている。仮に首都封鎖となると、GDPへのネガティブな影響は回避できない。
当面は上値の重さが意識される」(国内証券)との声が出ていた。


<09:07> 寄り付きの日経平均は反発、1万9100円台 米国株高を好感

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比96円93銭高の1万9181円90銭となり、反
発した。前日の米国株高が好感された。その後は1万9100円台半ばでのもみあいとなっている。

30日の米国株式市場は反発したものの、国内での新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は日
々強まっているなど、強弱感が交錯している。日経平均はもみあうとみられている。


<08:47> 寄り前の板状況、ソニーは買い優勢

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン
は売り買い交錯、ソニー は買い優勢、パナソニック は売り優勢となっている。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング が売り優勢、ファナック は買い優勢。

メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8
316.T>が売り優勢、みずほフィナンシャルグループ が売り買い交錯となっている。