FNN.jp編集部

2020年3月26日 木曜 午前11:30


・反射的に怒りをメールで伝えるのはトラブルの要因に
・メッセージを送る前に冷静になって内容を確認しよう
・電話中に怒りを感じたら、一度電話を切ろう




新型コロナウイルスの感染対策として政府がテレワークを推奨したこともあり、今、在宅勤務やリモートワークを実施している企業は多いだろう。

そして、業務のやりとりが電話やメール、チャットツールなどで行われることから、上司や部下、取引先などに対して、対面以外で“何かを伝える”ことの難しさを改めて痛感している人もいるかもしれない。

中でも一番難しいのは「怒り」ではないだろうか。伝え方を間違えれば、その後の人間関係に影響しかねず、自分自身の首をしめてしまう。

そこで、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の小尻美奈さんに、在宅勤務やリモートワークをする中での“怒りの伝え方”について聞いた。






メッセージを送る前に確認を

例えば、部下が決められた締め切りまでに業務を遂行しなかった場合。

上司はカッとなって「締め切り過ぎているぞ」や「締め切りも守れないのか?」などの強い言葉でメッセージを送ってしまうかもしれない。

――メールやチャットツールの場合の怒りの伝え方を教えてください。

対面であれば、非言語コミュニケーションといって表情や声のトーンでその人の怒りが伝わりやすくなります。しかし、メールは文字だけの情報のため対面で怒る場面と伝わり方が違ってきます。加えて、反射的にカッとなってメッセージを送ることは余計なトラブルを生みます。

メールやチャットツールで怒っていることを表現するときは、文字だけの情報で伝えることになります。まず、最初に怒りが湧いてきても、少し立ち止まって冷静になりましょう。

感情的になっていると、自分の思い込みや先入観、決めつけなどで勝手に怒りを暴走させてしまうことがあります。一旦冷静になることで、自分は相手に何を伝えたいのかを整理することができます。

怒っている場合は文面を見直すという判断ができないかもしれないですが、その後のトラブルなどを生まないために、どんな時でもメッセージを送る前に必ず確認してください。

     ===== 後略 =====
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