電通は11日、2019年の日本の広告費に関する調査結果を発表した。インターネット広告は18年比19.7%増の2兆1048億円となり、2.7%減の1兆8612億円だった地上波テレビ広告を初めて上回った。消費者の接触時間が長いスマートフォンの普及や広告を出す企業のデジタルシフトが伸びを後押しした。

日本の総広告費は6.2%増の6兆9381億円で、8年連続で前年を上回った。テレビや新聞など従来型のマスメディア4媒体では3.4%減の2兆6094億円と減少する一方、ネット広告の伸びが全体をけん引した。
2020/3/11 11:59
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56652190R10C20A3000000/